第5回学術大会
開催日: 2003年9月6日(土)・7日(日)
会 場: 名古屋国際会議場2号館
テーマ:

カイロプラクティックの可能性を探るー治る仕組みの考察ー

日 程:

基調講演(1題)
6日(日)12:30〜13:30
 
◇未だ歯科医が知らないカイロプラクターに必須の機能咬合と治療テクニック
◇東京歯科大学衛生学講座 客員助教授 日本生体咬合研究所 所長 中村昭二

河本英夫写真

学問はプロの臨床領域に達していない。プロは学問より先を歩いており、多くの患者の悩みを知っている。学問は時代と共に変遷していく。今後は咬合と生体機能という双方の分野から新たな学問を確立していく必要があろう。その接点として、今回は「生体重心の中にさらに咬合重心(オクルーザルパワーゾーン)が存在する」ことを報告し、カイロプラクティックの治療効果を口腔機能からより高める方法を紹介したい。

特別講演(1題)
7日(日)13:30〜15:30
 
◇人体の統合システム?神経学、AK、足療学、整形外科学の観点からの分析
(手術、薬物を用いない臨床家のために)
◇整形外科医、カイロプラクティック神経学専門医 Seung Won Lee

河本英夫写真

治るしくみについて、三つの要因が大きな意味を持つと考える。
1)神経学・AK・足療学の関連、
2)運動学的連鎖の関連、
3)構造的・化学的・心理学的側面の関連性。特別講演ではこれらのコンセプトと関連機構をまとめ、ビデオやレントゲン写真などを通して臨床活用方法を解説する予定である。また、側彎症に対しての合理的な治療アプローチについて、これまでの症例から検討を加え報告したい。

ワークショップ(4題)
6日(土)15:10〜16:40

◇治る仕組みの考察?肩の障害を治すための考え方?
◇中川カイロプラクティックオフィス 院長 中川貴雄

穴吹弘毅写真

カイロプラクティックの治療は脊柱障害だけに行うのではない。四肢の障害に対しても大きな効果をあらわす。今回は肩に焦点をあて、肩の障害を治療するためには、どのような観点からみていくべきかを考えていきたい。

◇アクティベーターメソッドカイロプラクティックテクニック
◇小倉カイロプラクティックセンターグループ 総院長 小倉毅

小田伸午写真

アクティベーターテクニックの理論及び対症状的アプローチを参加者の中から数名の被験者を選び、説明を加えながら施術する。

7日(日) 9:30〜10:50
◇BASE(Brain Alarm System Entrainment)「脳内警告系信号路」
◇NCA 理事 BASE研究会 代表 中原敏憲

小山田写真

“生得的生存”という最大の使命を確得した本能と、自らを探し求めて果てしない旅を続けて、異常に分化してゆく“ヒト脳”との矛盾。考える葦といわれるわれわれヒトは、受容-伝達-実施の過程を、自然の意のままに行う動物とは違って、その伝達の過程においてある種の“ブレーキ”がかかる。この“ブレーキ”は一般に“精神”と呼ばれ、これが感覚や運動を大きく支配している。ヒトの巨大な脳、特に大脳皮質の異常な分化は、この精神のひとつの象徴に他ならないものと考えられる。この精神の働きがヒトに“自我の意識”をもたらす。

◇3D(3次元)で変わるカイロプラクティックの常識
◇ニューロプラクティック 院長 堀 和夫

小山田写真

従来のカイロプラクティックの知識や技術はX-RAY等を用いた2Dを基に研究されてきました。しかし、3Dを用いることで多くの矛盾が解明されました。その矛盾は日常的に行われている従来の基礎検査、治療(触診、動診、可動域検査、アドジャストメント、リスティング、X-RAY分析)に及びます。3Dでの基礎検査、矯正法を紹介します。

大会長挨拶
スズキカイロプラクティック 院長 鈴木喜博
本学会の学術大会も第5回を数え、いよいよ名古屋での開催となり、実行委員一同気合いが入っております。カイロプラクティックは未だ発展途中の医学です。今までも多大な実績を上げていますが、可能性は無尽蔵です。特別講演やワークショップからその可能性を学び取っていただき、また日々研鑽されている方々の研究からご自身の臨床にお役立ていただきたいと存じます。